キーボードスキャンコード入力ドライバの開発
キーボード・ポート・ドライバ
本デバイスドライバはキーボード接続ポートと通信して、キー入力情報を取得するポート・ドライバとして動作します。
各OS で用意されたキーボード・ドライバは、ポート・ドライバからキー入力情報(キー・スキャンコード)を受け取り、最終的にキー入力イベントとしてアプリケーションに通知されます。
シリアルポートなど、一般的にキーボードの接続に使用されているPS/2やUSB 異なるインターフェイスへの対応も可能です。特殊なキーボードを使用する場合、サイズなどの制約からPC 本体に搭載されるインターフェイスが限定されている場合等に御利用いただけます。
ポート・ドライバとしての標準動作の他に、次のような追加機能が用意されております。
拡張可能なキーボード・ドライバとして
本ドライバはデバイスI/O コントロールをサポートしており、プログラムからデバイスドライバの挙動を制御することが可能です。
標準で用意されているのは、キー入力(スキャンコード送出)をエミュレーション機能です。
プログラムからデバイスI/O コントロールを発行することにより、ドライバは指定されたスキャンコードを、通常のキーボードからのキー入力と同じようにキーボード・ドライバに送ります。
利用実績
- プログラマブル・テンキー用のデバイスドライバ
- POS 端末のメンテナンス用シリアル接続キーボードに対応したデバイスドライバ
製品詳細
基本性能
接続インターフェイスを介したキーボードとの通信。特殊なものにも対応可能。
デバイスI/O コントロールによるキー入力イベントの発生(スキャンコード送出)。
プラットフォーム別の実装状況

Windows 95/98/Me
PS/2 ポート用のキーボード・ドライバは、VxD(Virtual DeviceDriver)として実装されます。
ポート・ドライバを実装し、VKD(VirtualKeyboardDriver)に対してキー・スキャンコード送出します。
Windows 98やWindows MillenniumEditionなどWDMをサポートするプラットフォームではWDM に対応したドライバを、USB をサポートするプラットフォームではUSB に対応したドライバを選択いただくことも可能です。
WindowsNT 、Windows 2000/XP/Vista
WindowsNT,、Windows 2000、Windows XP 向けのキーボード・ドライバはWDM のドライバ階層構造のうち、ポート・ドライバに相当するドライバとなります。
キーボード・クラス・ドライバの下位(ハードウェア寄り)に位置します。
HID(Human Input Device)準拠タイプ、または、従来の非HIDタイプ(PS/2 等の場合)の実装から選択していただけます。
Macintosh
機能拡張文書(INIT タイプのファイル)として実装されます。
接続インターフェイスはUSB となります。
接続インターフェイス
PS/2 、またはUSB 接続のキーボードに対応します。
シリアル等のインターフェイスにも対応可能です。
ただし、接続に使用するハードウェアに、システムが対応している必要があります。
OS対応表
御社のご希望に基づきカスタマイズなども可能です。
まずはお気軽にお問い合わせください。