X Window System GUI構築ツール Oxlib

用語説明

用語名 解説

部品

画面の構成要素。OXlib内部ではOXCONと呼んでいる。

プッシュボタンやチェックボックスなどのスイッチやテキストなどの部品があり、それらを組み合わせて画面を作り出す。

部品自身には動作や描画の手順だけが定義されていて、部品全体では役目を成さず、必ず部品のパラメータを決めるリソースが必要である。

C++のクラスにあたる。

また、MotifのWidjet ClassRecordsの概念に相当する。

単独部品

単独で動作する部品。

階層構造の中に配置することは可能であるが、 それぞれは単独に独立して動作する。

集合部品

いくつかの部品をグループ化して下位の部品を制御する能力をもつ部品。

ラジオボタンやスクロールバーなどがある。

単独部品と集合部品の関係はC++でいうところの サプライヤとクライアントの関係に相当する。

リソース

部品に対する各種パラメータ。部品の種類により大きさ位置、 色や文字などの部品を構成する要素について 一つずつリソース名が決められていて、値を決めることができる。

BOX

部品とリソースを記述したデータと手続きを含めたものをいう。

実際の画面に表示されるGUIの構成単位のことで、 MotifのWidjetインスタンスに当たる。

BOXはWidjetと同様階層構造が許されている。

BOXの階層構造は部品の配置のためのWindowの階層と同じと考えてよい。

BOX名

BOXの名前。OXlibで使用するすべてのBOXは固有の名前をもつ。

それぞれのBOXはその名前により識別される。

BOX名は8文字以下で、階層構造の中のBOX名は最上位の名前から順に*でつないで表現する。

基本リソース

(Basic Resours)

大きさや位置などすべてのBOXが持つ基本的なリソース。

MotifのCore Widjetのリソースに相当する。

特別リソース

(Special Resours)

基本リソースで不足する部品に対して特別に定義されるリソース。

一般ユーザーが使用する分には基本リソースとの区別はなく同様に使うことができる。

Motifの各クラス別のWidjetのリソースに相当する。

リソースファイル

(Resours File)

OXlibのBOXのリソースを定義するテキストファイル。

BOXと部品名を定義し、さらに、リソース名と値を記述する。

リソースコンパイラ

(Resours Compiler)

OXlibのリソースファイルをコンパイルしてC言語のソースコード(構造体の初期化)に変換する。

さらにCコンパイラにかけられてアプリケーションにリンクされる。

また、実行時に読み込むこともできる。

ページトップへ